昨日は劇団どくんごの"OUF!"を観劇。

開演前の舞台。

今回のテーマはSFとか宇宙とか。
ライオンズ広場は開幕してすぐ宇宙空間になった!
自作の衣装や手描きの幕はもちろんのこと、シルク・ドゥ・ソレイユもビックリ(?)のアクションに口中イリュージョン、劇中で上映されたフィルムまで全て人力。
演劇だからCGもないし、テント芝居だから大きな舞台装置もない。そんなないない尽くしの中、アイデアとマンパワーだけで繰り広げられる異空間は、ほーんと楽しい。
CGを使わずに奇天烈でユニークな映画を撮り続けるミシェル・ゴンドリーがこの舞台を観たらどう思うだろう?すっげー感動しまくるんじゃないだろうか。んで一緒に映画とか舞台とか作っちゃうんじゃないだろうか。・・・そんなことを夢想しながら観ていた。
今回は台本があったので(って、いつもはないってのがスゴい)、物語の縦軸らしきものがちゃんとあって、なんと言うか、すんなり受け入れやすい分かりやすい作りだった。
これからは不景気のこと、つまりはヒーマーな状態を『ハーモニー』と呼んでキモちだけでも上げていこう。
宇宙で命を落とさないように言い間違いと聞き間違いには気をつけよう。ついでに腹筋はバキバキのシックスパックになろう。
そんなことを思った。そんなことを思うのだって、自由だ!
一夜明けて。

また何もなくなった。元に戻った。
どくんごの皆さんが乗ったトラックに手を振った。
そして再来年どくんごがやってくるのを、もう待ち始めている。
ごきげんよう。