ドアが開き、入っていらしたのは初めての方々。男性2人に女性が1人。しかしその男性のうちの1人が、どうも見たことがある方。いえ、【ある方】なんてそんな堅苦しい間柄ではなく、以前一緒にバイトをしていた後輩。・・・に似ているなぁ、もしかしてそうなのかなぁ、でもなんか顔が小さくなっているような・・・。てか、あれいつだ?大学の3年?4年?てことは13、4年前!確認しようかなぁ。あ、でも名前がわかんないや。え~と、なんだっけ?誰だっけ?
なんて考えあぐねていましたら、向こうから『失礼ですが、もしかしてカリヤ・・・さん?』と声を掛けられ、おお~!やっぱり~!と感嘆の声を上げてしまいました。で、すかさず「でさ、名前なんだっけ?」と、彼が驚いているドサクサに紛れて最も失礼で肝心な質問を浴びせ、名前をゲットしました。
そこからはお互いの空白の13、4年を紐解くトーク。得々トーク。そしたらなんともビックリ。彼は大学を2年で辞めて資格試験の勉強に専念し、今では立派な公認会計士。そして妻帯者で2児の父。素直に「偉いなー。やるなー。」と感心しました。それに比べて私ときたら・・・。
なんてことは、あんまり思わず、でもほんとはちょっと思ったりしましたが、そんなことより何より、店をしていて良かったなぁと思いました。おそらく世の多くの方よりも大きい確率で、こんな邂逅があるのですから。ほんといい仕事です。
帰り際、『また、ちょくちょく来ますよ~。』とニコニコしながら言ってくれた彼に、一緒にバイトをしていたときと同じように愛い(うい)ヤツと思い、店をしている喜びを改めて実感しました。
これからも今回のような再会だけではなく、いろんな方とのいろんな出会いが得られるよう、末永く店を続けていこう、そう思いました。
と、そんな弊店も来週8日で3周年。独り言です。お気になさらず。催促とかそんなんじゃ・・・ないですよ。ごきげんよう。