過日放送の深夜のバラエティー番組”ゴッドタン 神の舌”。男が女に言って欲しいこと、って企画だった。
その中で【別れ話をした直後に男が女に言って欲しいこと】ってテーマがあった。インパルス・堤下が答えた。『あーあ、あのラーメン屋さんに行けなくなっちゃった。』
二人の思い出の場所であるラーメン屋。(これがフレンチとかイタリアンじゃなくラーメン屋なのがまたいい。とは堤下の弁。)別れちゃったら一人で行くことはないし、もし新しい彼氏ができたとしても、そんな思い出の場所に行くことはない。だからこれから先行くことはないだろう。あーあ、残念。あのラーメン屋に行けなくなるのも。あなたと別れるのも。
みたいな感じか。
こういうのってどうなんだろう?
私自身は誰それとの思い出の店だからその後行けなくなった、行かなくなったってことは全くない。思い出が多い店ってのは確かに行きづらい。でも、そのせいで行けないってのはなんだか違う気がする。職業柄、店側としての希望が多分に入っているのは認める。ただそれを差し引いても、なんか腑に落ちない。自分が大好きな店に行けないなんて。
なので私は積極的にそういう店には行くことにしている。思い出をはっきりと過去のものとし、今、現在進行形の状況で上書きをする。思い出を新たに更新するわけだ。
そうすればその店にはいい思い出しかないってことになる。誰も損をしないし。みんなハッピー。すっごくハッピー。
ま、率直に言うと、大切な人はどうしても自分が大好きな店には連れて行きたくなるってこと。