フランソワ・オゾン脚本・監督、”スイミングプール”。
イギリスの女流作家サラ・モートンは編集者のつてで、しばらくフランスの一軒家で仕事をすることにする。プールがある広い一軒家。そこへ件の編集者の娘ジュリーがやってきて・・・。
お金と地位はあるものの、偏屈で自分の世界に固執してしまっているサラ。乾いた生活を送る彼女にとって、奔放な生活を送るジュリーのまぶしいほどの若さは、羨ましく妬ましい。
プールで泳ぐジュリーの裸身は美しい。以前【若さ】だけを礼賛するつもりはないと書いたが、このジュリーの美しさは若さゆえの美しさ。一瞬の弾けるような美しさ。サラの嫉妬も然るべき。
しかしながらそんなサラも実はかなり魅力的。鉄の女がふとした時に見せる【女】の表情がなんとも言えない。ロバート秋山にとってはかなりツボだろう。しかもラスト前には(ネタバレのため自粛)になってるし。
と、その辺りまではドラマだったのだが、最後の最後でミステリーになってしまった。もし、この映画をご覧になった方がいらしたら、私、ラストについてすっごく語りたい。と言うより確かめたい。納得はできているんだが、イマイチ自信がない。
てことで、ご覧になった方は是非ご来店を!
もちろん本日9月23日(火)秋分の日も営業中!
スイミング・プール 無修正版
/ 東北新社
スコア選択: ★★★★☆
↑この【無修正版】って文字がなんともかんともグッときますなぁ。