クレイグ・ブリュワー脚本・監督、”ブラック・スネーク・モーン”。主演はサミュエル・L・ジャクソンとクリスティーナ・リッチ。
ビッチでニンフォマニア・・・と言うよりセックス依存症のレイ(リッチ)は、心の拠りどころである彼氏が入隊してしまった。敬虔なクリスチャンのラザラス(ジャクソン)は、弟に妻を寝取られてしまった。寂しさと虚しさを抱えた二人が出会い、奇妙な共同生活が始まる・・・。
ラザラスはギターを爪弾きブルースを歌う。タイトルになっている【黒ヘビのうねり】の如きブルースを歌う。ブルース・・・。ブルースって何?アメリカ南部の黒人がギター片手に・・・みたいなことじゃない。ブルースって何だ?
映画の冒頭、モノクロの画面。映っているのは一人のブルースマン。サン・ハウス。あのロバート・ジョンソンやマディ・ウォーターズの師匠でもある彼が言った。
『ブルースは一種類しかない。愛し合う男と女のことを歌ったのがブルースなんだ。愛の歌だ。』
どんなブルースでも全て愛の歌であるように、この映画は間違いなく愛の物語である。
ブラック・スネーク・モーン スペシャル・コレクターズ・エディション
/ パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
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