リュック・ベッソン製作・脚本の”トランスポーター”。
やっつけ仕事も甚だしい脚本。それをなんだかスタイリッシュな映像でみせちゃいますよ~てな感じのうっす~い映画。
リュック・ベッソンていつからこんなになっちゃったんだろ?
”最後の戦い”、”サブウェイ”、”ニキータ”、”グラン・ブルー”、”アトランティス”、”レオン”なんてのはすっごくおもしろかったのに。大好きだったのに。フランス人らしい、そこはかとない暗さと知性があったのに。
当時の嫁ミラ・ジョヴォビッチを主演に据えた”フィフス・エレメント”、”ジャンヌ・ダルク”だって、なんとか許容範囲内。たまにはこんなのも撮るさ、と思っていたのに。ちょっとした色ボケさ、と思っていたのに。そのうちまた突き抜けるさ、と思っていたのに。復活の日を待っていたのに。突き抜けもせず、なんだかぼんやりしたまんま。そんなに製作やら脚本やらで儲けた方がいいのか!?疑問!!
未見の彼の監督作品、”アンジェラ”、”アーサーとミニモイの不思議な国”も期待薄。食指も動かん。
確か若かりし頃のベッソンは、『映画は10本しか撮らない。』と言っていた。もう10本撮ったからいいのか!?後半かなりグダグダだぞ!!ここは一つ、是非とも原点回帰で起死回生の作品を撮って欲しいものだ。
トランスポーター【廉価版2500円】
/ アスミック
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