内田けんじ監督・脚本、”
運命じゃない人”。
大傑作の大名作。君がカンイチ僕がジュリエット、こいつはまさに大名作。
軸になる話が一つあって、とりあえずゴールまで行って、主人公を変えて時間を戻して違う視点からまたさっきの話が始まって・・・な物語。”パルプ・フィクション”で”木更津キャッツアイ”な感じで、もっと入り組んでる物語。なんだけれども、分かりづらさ皆無。うまい。実にうまい。
そんなうまさを披露している内田けんじは、自主制作の”WEEKEND BLUES”が、ぴあフィルムフェスティバルでグランプリに輝き、その援助を受けてこの作品を制作。低予算なので演者は無名(ながらも味ありまくり)の人ばかり。大したプロモーションもできていないので、内田けんじの名前も映画自体も超マイナー。し・か・し・・・。
なんと2005年カンヌ映画祭・批評家週間において4冠受賞のこの作品。知らなかった自分が恥ずかしい。
ってことで、ネタバレを避けるために内容についてはなーんにも触れず、ただただおもしろいから観た方がいいってことだけ記しておくでやんす。
追記:内田けんじ監督・脚本の最新作、”
アフタースクール”が公開中。って言っても、鹿児島では今のところ公開しておらず、これから先もあるのかどうだか・・・。出演は大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人となんとも魅力的!なのにDVD化を待つしかないのか!?でかいシネコンが2つもあんのになんでじゃ!!と語気を荒げたところでどーにもならないか・・・。
運命じゃない人
中村靖日 / / エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
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