友人A嬢の誕生日に自家製のパウンドケーキをあげました。ラムレーズンのパウンドケーキ。ラムがジュワッと効いているやつです。私の祖母がこのケーキが大好きでして、これをあげればなんやかんやともらえちゃうので、海老で鯛を釣る大作戦敢行の際にはこれを手に祖母の家を訪れます。
閑話休題。A嬢にこのケーキをあげたのは3回目?でしょうか。私あんまり覚えていないんですが、彼女がそのケーキを手にして興奮気味に言いました。
『このケーキを食べないとさ、誕生日が来た気がしないのよ。』
なんともうれしい一言。私の祖母もなんですが、このケーキには人を興奮させる魅力があるようです。
レーズンは好き嫌いがはっきり分かれる食べ物です。ですから、パウンドケーキは好きだけどレーズンが入っているなら結構ですとおっしゃる方も少なくありません。ですがハマる方はハマるんですね。クセの強いものほどハマったら抜けられませんものね。
件のA嬢はこのパウンドケーキが日ごとに熟成していくことを知っています。日を置いてちょっとずつ食べるそうです。それだけ楽しみにしているってことです。作り手冥利に尽きますね。
来年もこのケーキを作ってあげちゃいましょう。なんなら歳の数だけ作っちゃいましょうかね。ドドーンと。一日一台食べても一ヶ月以上かかります。って、そんなにはいらないですね。足りない位がちょうどいいですものね。
と、A嬢及び私の祖母推薦のラムレーズンのパウンドケーキ、コーヒーのお供に、もしくはホット・バタード・ラムとご一緒になんていうのもオシャレさんですね。
あなたもこのケーキのトリコ仕掛けになってみませんか?