NHKで過日放送の”松本人志の大人間論~究極の笑いを求め続けて~”。
インタビュアーが松本氏に【笑いの基本哲学】を訊ねた。
松本氏の答え。『ずっと一貫して言っているのは、サービス精神。・・・サービス精神がなくなったら、生き物は終わり。それに尽きると思うな。』
至言。で、真実。で、私が思っていることそのまんま。
サービス精神というのは奉仕の精神。つまりは相手の側に立って物事を考え、相手が満足することを提供すること。自分本位では単なる自己満足であり、相手が満足することではない。
これは私の仕事の基本中の基本だ。どんなに自分が美味しいと思うものでも、目の前のお客様が『マズい。』と思えばマズいのだ。お客様が美味しいと思うものを提供することが必要なのだ。接客も同じ。お客様が心地よく感じる接客。十人のお客様がいれば接客も十通り。その方、その場、その時に応じたフレキシブルな対応が求められる。
私が思うに、【お笑い】と構造は一緒。『今一番視聴者(観客)にウケるのはどういうことか?』を常に考えているのがお笑い芸人であり、私のようなサービス業従事者は、『今一番お客様が喜ぶのはどういうことか?』を常に考えるべきな
のだ。
とは言うものの、その実践は難しい。目指すのは百パーセント。しかし実際は・・・。
それでも、いや、だからこそ完璧を目指し、邁進しなければならない。