この世の中、馬鹿がいっぱいいます。馬鹿のニュースが二件。
天下の東大大学院の教授が電車内で痴漢。理由は『好みのタイプだったから。』って、バ~カ。男としてはその潔さにシンパシーを感じなくもないですが、結局、馬鹿ですね。
国税局局員が同じく電車内で痴漢。理由は『何も言わなかったからOKだと思って。』って、バ~カ、バ~カ。この想像力の欠如っぷりは、明らかに馬鹿です。
この二人には声を大にして言いたいです。「何をしているんだ!?ケンコバを見習え!!」と。
ケンコバ、すなわちお笑い芸人ケンドー・コバヤシ。彼が若かりし頃にしていた行為、道行くお姉さんの三十メートル後ろを歩きながら、そのお姉さんのおしりの位置、つまりは数秒前におしりがあった位置、つまりはただの何にもない空間を撫でさするという、彼が言うところの【遠隔痴漢】を見習え!!と。
これは法にはまったく触れません。遠隔痴漢。この遠隔痴漢は本人の想像力、いや、妄想力に寄っているわけで、目の前に存在する(妄想上の)被害者は全く被害者意識がありません。言わば完全犯罪です。
聞いた話では、私の知り合いが先日の日曜日にこんな経験をしたそうです。とある飲み屋のカウンターにおいて、席を二つ離れて飲んでいたうら若き女性とおっぱい話で盛り上がり、冗談交じりでその女性に遠隔痴漢をしていたんだそうです。これは何も問題はありませんよね。ただ空間をお触りしていただけですから。ところが!ところがです!なんとなんと、その女性の方から近寄ってきたそうなんです!つまり何もないはずの空間に現実のおっぱいが飛んで火にいる夏の虫の如く、あちらからのこのこやってきたそうなんです!で、もちろん断る理由なんてなく、服の上からとはいえ、このうら若き女性のおっぱいをお触りしちゃったそうです!しかしながらこれは合意の上ですから、なんら罪には問われませんよね。単なるスケベですから。エロ男爵ですから。軽めのおっぱいパブですから。
マジ痴漢で捕まった馬鹿二人も遠隔痴漢をマスターしておけば、うっかりいいことがあったかもしれなかったのに・・・。彼らの世界は平和なままだったのに・・・。残念ですね。
想像力が世界を救います。妄想力が世界を救います。いや、遠隔痴漢が世界を救います。
・・・って、これは嘘、救いません。ごきげんよう。