ん、何かタイトルに問題でも?
アフロ・ビートの伝道者フェラ・クティ。ナイジェリア発の新しいアフリカン・ミュージックを創り出し、歌詞で軍部の罪を非難し、音楽で権力に抗ったソルジャーである。
ナイジェリア国内で強大な影響力を持った彼は独立州都を作ったものの、軍部の数千の兵士にその州都の住人を攻撃されたり、家を焼きわれたり、大統領選に立候補するも警察に横槍を入れらりたり、結果投獄されたりとその人生は壮絶であり、一ミュージシャンの域を越えた革命家であった。
とはいえ遠く離れた異国で、リアルタイムでもなく、CDにパッケージングされたものを聴く身にそんなドラマは関係が無い。いや、悲しいかな想像しづらいというのが、正直なところだ。
ただ、そんな私が感じる、素直に思うことは「純粋にカッコいい」ということだ。
1曲目”ゾンビ”のオープニング。ギターが弦をかき鳴らしている。パーカッションが入ってくる。じわじわとテンションが上がる中、サックスが切り込んでくる。吹きまくるサックス。そしてビッグバンドへ・・・。
常にリズムは強調されている。アフリカの血と地が持つ身体性、躍動感、ダイナミズムがダンスに通じているのだろう。深刻で悲しくて怒りに満ちているのに・・・。
いい。カッコいいよ、フェラ・クティ。
ゾンビ
フェラ・クティ / / ユニバーサルインターナショナル
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