お客様にサーブしていて気付いたことがあります。例えばお冷やを注ぎ足すときや灰皿を換えるとき、お客様にとっては不意にサーブされたとき、『ありがとう。』とおっしゃる方と『すいません。』とおっしゃる方、二通りの方がいらっしゃいます。(実際には”何もおっしゃらない”方もいらっしゃいますが割愛。)
『ありがとう。』派の方は何につけても『ありがとう。』ですし、『すいません。』派の方は何につけても『すいません。』です。不意にサーブされたときですから、おっしゃる方もつい出てしまった言葉であって、無意識に近い状態でおっしゃっています。
だからこそ気になります。こういった場合に『すいません。』と言われますと、「当然のことですから、そんなに卑屈にならないでください。」と思ってしまいます。逆に『ありがとう。』と言われますと、「どういたしまして。どーぞどーぞ。」と非常に心地よく思います。
是が非でも『ありがとう。』を推したいですね。できれば『ありがとう。』推進委員会の委員長を務めたいですね。ベストアリガティストで殿堂入りしたいですね。
しかしながら私、非常に残念なことに、ついつい「すいません。」と言ってしまう『すいません。』派なんですよね。「すいません。」って言ってしまってから、「今のは『ありがとう。』だろ、俺。」って反省するんです。だからこそ『ありがとう。』派の方が素敵に思えるんですね。ほんと不意なときに言ってみたいですねぇ、「ありがとう。」って。精進しましょう。
それではこのへんで。すいません。・・・・・・じゃなくって、ありがとうございました。
って、この使い方は取って付けた感じでイマイチですね。ほんと「ありがとう。」下手な自分に辟易します。