今日はバレンタインデーでございます。世の婦女子がこぞってチョコを買い求め、愛する殿方に渡すという日でございます。まあ菓子屋の陰謀とはいえ、ここまで広まってしまっては受け入れるしかございません。そんな日があってもいいんじゃないかと思う今日この頃でございます。
しかしなんですねぇ、あの義理チョコってのはいかがなもんなんでしょう。あげる方ももらう方も、一抹の面倒くささを隠し切れない儀式的行事。止めるに止められない、断るに断れない、にっちもさっちもどうにもブルドッグな感じ。陰謀に乗っかったはいいものの、ここまで自分の首を絞めることになるとはと、大半の婦女子が思っていることでしょう。お返しを考えれば、我々男共も一緒でございます。
そんな本日2月14日、ぴらもーるを歩いていますってぇとそば茶屋がありまして、表で何かのワゴンセールをしております。何だろうと覗いてみますと、いやはやバレンタインもここまで来たかと思いました。ずらっと並んだ紙袋、すべてにそばが入っています。で、ワゴンの正面に大きく書いてありました。”義理そば 600円(税込み)”。
本命ではなく、あくまで義理なところに奥ゆかしさを感じつつ、しかしながらそばとしてのプライドはどこにいったんだ?というちょっとした疑問も感じつつ、店へ歩を進めました。
ぼちぼち歩きながら、「ん、義理でいいからそばにいさせて・・・」みたいな三歩下がってついていきます的な意味を込めてんのか?と深読みしてしまった昼下がりでした。