お客様との会話でよく出てきます。『バーはさ』『ショットバーって』『こういうバーは』などなど。
分かります。非常によく分かります。目の前にお酒とグラスが並んでいて、私はベストを着てネクタイを締めて髪の毛を上げていますから。これは典型的なショットバーのスタイルです。
しかーし、シェイカーの隣りにはコーヒー豆があり、グラスの隣りにはコーヒーカップが並んでいます。お湯は常に沸かしてありますし、コーヒー一杯で帰られるお客様も少なくありません。
ね、ほらほら、これはバーじゃないですよね。少なくとも私が知っているバーではこんなことはできません。
じゃあ、何?って話になると思いますが、この左手にちゃーんと書いてあります。
お酒が飲める喫茶店です。基本的に喫茶店なんです。そりゃ、場所柄、営業時間などもろもろの理由でお酒の方が出ますよ。でも私の姿勢としては喫茶店です。
もし「うちは”バー”です」なんて言い出すのであれば、お客様がいらしたときに席までのエスコートは当然。もちろんイスは引いて差し上げねばなりません。コート、大きいお荷物はお預かりして差し上げます。BGMはもちろんしっとりしたJAZZ。そしてどんなに親しいお客様、友人知人であっても、一人のお客様として一線を引いた接客をします。
そういった”バー”という空間は私も大好きです。憧れはあります。でも、うちは、水はこれでいいんです。エスコートはせず「お好きなところにどうぞ~。」コートなどは「後ろの席に置いといていいですよ~。」BGMはJ・POPだってアリ。友人知人とはガッツリしゃべりますし、親しいお客様と友人知人の垣根が判然としません。し、あまり親しくないといいますか、初めてもしくは2回目のお客様でも、横にいらした常連のお客様を交えて和気あいあいなんてこともしばしばです。
要はいらしたみなさんが心地よければいいんです。”バー”だろうが”喫茶店”だろうが。正直、どっちでもいいっちゃあどっちでもいいですし。どっちでもないっちゃあどっちでもないですしね。
なんか新しいカテゴリーですよ。ミクスチャーです。ですからある意味なんでもありです。前例がないわけですから。水の前に道はなく、水の後に道が出来ていくわけです。カッコイイ~っ!!
そうそう、つまりはこれが姿勢としてのロックンロールです。私が愛すべき姿勢。だから私もロックンロール。イェイ!!