昨日読了の本、中島らも著”休みの国”。日本には『○○の日』という日が500以上あるそうで、1年は365日ですから200日程はカブッていることになります。
まあいろんな日がありますね。1月3日 かけおちの日、1月16日 禁酒の日、2月19日 プロレスの日、3月10日 サボテンの日、4月13日 喫茶店の日、5月8日 ゴーヤーの日などなど。
ゴーヤーは分かりやすいですけど、その他はわかりづらいですね。なんらかの由来はあるんでしょうけど、この本では事細かな説明はありません。『○○の日』から連想することを中島らもが気ままに書き連ねていくというエッセイです。
エッセイ自体は軽くスラーッと読めてしまいますが、一つ一つの『○○の日』について思いをはせれば、500以上の妄想が膨らむわけです。なかなかどうして、素敵な本です。
と、もう一つ。このブログのネタに困ったらこの本を開けばいいんですね。毎日が『○○の日』ですから、「今日は○○の日だそうで・・・」なんて書き出しでいけちゃいます。そんな書き出しの日は、『奴さん、ネタに困って”休みの国”を開きやがったな』とお思いください。
ちなみに本日12月6日は、姉の日、音の日、シンフォニー記念日、ラジオアイソトープの日です。どれもなんのこっちゃわかりませんな。
休みの国
中島 らも / 講談社
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