
エドワード・ベルガー監督、"教皇選挙"。原題は"CONCLAVE"。
深夜、ローマ教皇庁首席枢機卿のローレンスが駆けつけた先ではローマ教皇が心臓発作で亡くなっていて・・・。
ローマ教皇が亡くなったことで次のローマ教皇を選出するべく行われるのがコンクラーベ。これが外界とは隔離された状態で行われるからとてもミステリアス。何が行われているのか。どう行われているのか。そして地位や権力を巡るいざこざはあるのか。
言ってもみんな神に仕える身なんだから、そこは至極真面目に真っ当に行われているでしょう・・・なんて思ったのは全く論外だった。なんと人間臭い争いの場であることか。フィクションなんだから現実がここまでとは思わないけど、まあ似たようなことはあるかもしれないなとは思ってしまう。
クリスチャンではないし、ローマ教皇がどうとかは想像しづらいけど、これって身の回りの選挙に置き換えたら想像しやすい。
どこの党もどの人も、選挙の時だけは耳障りのいいことを言う。通ってしまえば知らん顔。つまりは自分のことしか頭にない。我々の生活のことなんて、国や県や市のことなんて全く頭にない。今作で描かれているコンクラーベと一緒。私にはそう見える。
実は暇な時に観ようとして2回チャレンジしたんだけど、毎回同じようなところでお客さんがいらしてストップしていた。3回目にしてやっと最後まで鑑賞できた。いいのか悪いのか。
まあでも最後まで観てよかった。何も考えなくていいB級アクションも好きだけど、こういう知的なサスペンスも好き。そもそも映画としての出来がとてもいいし。