
TBSドラマ、"じゃあ、あんたが作ってみろよ"。安藤奎、加藤法子、上野詩織脚本。原作は谷口菜津子の同名漫画。
長く付き合っている勝男と鮎美。受け入れてもらえる気満々でプロポーズをした勝男だったが・・・。
第1話を観た時は勝男のあまりの昭和な価値観っぷりに「こりゃダメだ」「なんだこいつ」と思っていたのに、第3話で椿のために前日からおでんを仕込んだら、当日けちょんけちょんに言われる勝男を観て「がんばれ!負けるな!」と応援している自分がいてびっくりした。たった2週でこんなに変わる?と我ながら思った。本当にいい視聴者だと思う。
1話を観たら
筑前煮を作り、3話を観たから作ったわけではないけど作るとなったら
おでんにソーセージを入れてみたり、
オムライスを作ったら『かつおさん♡』って書いてみたり、ワイフも作らなきゃって
鶏天を作ったり、観てないのに
ロール白菜を作ったらロールキャベツとニアミスしたりと、私の現実世界にもがっつり影響をもたらしたドラマである。
何より海老原勝男、通称エビカツのキャラクターが本当にすばらしく、竹内涼真のハマり役だった。吉沢亮が降りたから竹内涼真になったとか信じられないくらいのハマり役。あの強気っぷり、自信過剰っぷり、肌着っぷり、常にシャツをインっぷり、凝り性っぷり、泣きっぷり、弱気っぷり、自販機でのパニックっぷり、鮎美への一途な愛っぷり、全てが愛おしい。
対する鮎美も遅々としながらも、きちんと自分の足で立とうとしていて勝男に負けじと応援したくなった。方向性が正しいのかどうかは分からないけど。勝男より鮎美の方が波乱万丈でこれからも大変そうだし。ただ「それでも鮎美なら大丈夫」と勝男みたいに思ってしまう。
そして勝男の後輩たちもよかった。南川も白崎も。白崎は彼女とよろしくやってくれればいいけど、気になるのは南川。勝男のことが好きなんだろうけど、どうするんだろうなーと想像してしまう。ああ、楽しい。
そう、ドラマとしてはここで終わってくれて全然いい。ここから先は勝手に想像するから。勝男と鮎美のことも南川のことも椿のことも大分のお父さんお母さんのこともお兄さんたちのことも、みんながハッピーになるように想像するから。
それと残ってるタスクとしてはあれだな、ブリ大根を作ることだな。ブリ大根を作らなきゃ観終わったことにならない気がするもんな。肌着にエプロンして作るかな。じゃあ、私が作ってみるよ。つって。

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じゃあ、あんたが作ってみろよ" ★★★★☆