
月曜日、サカノウエユニーク10周年イベント@キャパルボホール。
THA BLUE HERBと赤斬月がクレジットされてて行かないわけがない。初めてのブルーハーブ、2回目の
赤斬月。
18時くらいに入ってDJのかける音楽聴きながらビール飲んでた。イベントだからか一番前がガラ空きだったので当然最前列に。中村達也のドラムセットの真ん前をロックオン。
18時半、赤斬月開演。中村達也とスガダイローが登場。ドラムとピアノのインプロビゼーション祭り。達也のドラムをこんな間近で観られるだなんて。神様、ありがとう。サカノウエユニーク、ありがとう。
3曲目で椅子を抱えてBOSSが登場。達也に『どこかで出て来て』って言われたって。そして3人でインプロビゼーション。言葉とピアノとドラムのセッション。最高。
そしてまた2人で。最後は達也が『ゴリラマンドリルチンパンジー』って叫ぶやつ。これは前にも聴いたことあるフレーズ。確かにゴリラマンドリルチンパンジーって言いたくなる。
しばらくDJタイム。ビール飲む。
やっぱり一番前がガラ空きなので最前列にて待機。
20時くらい、THA BLUE HERB開演。ライブDJ DYEがターンテーブルに付き、ILL-BOSSTINOが登場。さっきと衣装が違う。さっきのは私服でこっちが衣装なのかも。靴まで違うもの。
そして始まった私初めてのブルーハーブ。今月54歳のBOSSの言葉がブッ刺さりまくった。同じ年代の者として。そして個人事業主として。
昔、ブルーハーブのライブに来てたけど、歳とってとか、結婚してとか、子供ができてとかで来なくなったやつがたくさんいるんだと。でもこの歳になると、子育てが終わったからまたライブに来ましたって人がいるんだと。こういう人たちもいるんだって気付かされたと。だからこういう人たちのためにも歌っていかなきゃって思ったと。
これ、長くお店をしていると全く同じことを経験する。そして思う。続けていてよかったなって。だからBOSSにすごく共感できた。
BOSS、もう54歳だから人生の折り返し地点は過ぎたと。だとすると折り返してるわけだから、まだ折り返し地点まで行く途中のやつらとすれ違うんだと。そんな時にこっちがつまんないとか疲れたとかおもしろくないとかって言ってたらダメじゃないと。楽しくやってるとこ見せなきゃダメじゃないと。
確かにその通りだわ。まあでも気にしてなかったけど日々楽しく生きてるからこれはOKな気がする。
何歳になっても未来はあるんだと。死ぬまで未来はあるんだと。未来が俺らを待ってるんだと。
来たよ、本日のパンチライン。『未来が俺らを待ってる』この考え方を持ってたら、いくつになっても新しいことを始められそう。そして人生を楽しめそう。
BOSS、54歳。中村達也、60歳。いくつになってもミュージシャンとしてやってると。そんなことがテーマになってる曲で、僕の聞き違いじゃなかったらBOSSはこう言ってた。
『チバはもういないけど』
The Birthdayと2マンライブとかしてたし、多分聞き違いじゃないと思う。こういう場面でも不在を認識させられるのかとも思ったし、ステージで言葉にしてくれてありがとうとも思った。複雑だけど、グッときた。
終始、カッコよかった。終始、言葉がブッ刺さった。
北海道〜鹿児島の直行便がなくなったから鹿児島が遠くなって7年も空いたって言ってたけど、そっちが来ないんならこっちが行ってやるの精神で積極的に行けるライブに行こうと思う。
終演後、ここに書いたような話を同い年の友だちとしながら4軒ハシゴした。ライブ中には思ってなかった未来が俺らを待ってた。いい夜だった。