
ジェフ・ニコルズ監督・脚本、"ザ・バイクライダーズ"。原案はダニー・ライオンの同名写真集。
シカゴ・ヴァンダルズのバックプリントが入った革ジャンを着ているベニーがバーで飲んでいると、地元の輩に難癖をつけられ・・・。
1965年、キャシーへのインタビュー・・・。
原案が1965年〜73年のシカゴのバイク乗りの日常を撮影した写真集。なので物語はオリジナル。
バイクと革ジャンスタイルはすこぶるカッコいい。しかもその数が多くなるとカッコよさが増す。ハンドルの高さが低めのこの頃のバイク、故に背筋が伸びた状態で乗る姿勢が新鮮に映る。
けれど物語がやや陳腐というか、新鮮ではないし大しておもしろくもない。ベニーは今がよければそれでいい刹那的な人物で、未来に期待も希望も持っていない。ただバイクに乗れていればいい。けれどヴァンダルズのボスであるジョニーはそうはいかない。組織はどんどん大きくなっていくし、古参と新参者との隔たりや確執もある。ただバイクに乗れてればいいという時期は過ぎてしまった。そんな2人の対比がキャシーへのインタビューから描かれる。
割とよく観るタイプの葛藤とか諍いで意外性はない。
ラスト近く、新参者たちの乗るバイクのハンドルが高くて、故に背もたれにのけぞって乗る姿勢が"イージー・ライダー"っぽくて、「なるほど、これはこの時代の新しいスタイルだったのか」と気付いた。世代交代であると同時にスタイルの変化。この点はおもしろかった。
ていうか、上の写真がめちゃくちゃカッコいいな。原案が写真集ってのも分かる。その写真集を観てみたいな。