
TBSドラマ、"クジャクのダンス、誰が見た?"。金沢知樹脚本。原作は浅見理都の同名漫画。
クリスマス・イヴの夜、なじみの屋台でラーメンを食べる大学生の山下心麦と父親で元警察官の春生。心麦がサークルの飲み会に参加して帰ると・・・。
今作を観ることにしたのはTBSの金曜10時枠という信頼度とタイトルに惹かれたってのもあるけど、一番は脚本が金沢知樹だったこと。あの"
半沢直樹"に始まりNetflixの"
サンクチュアリ 聖域"、私的今期ナンバーワン(確定)の"
東京サラダボウル"の脚本を書いたのが彼。これはかなり信頼に足る。そして演者として私が愛してやまない"ゴリパラ見聞録"のパラシュート部隊・斉藤優が出るときた。これは観るしかない。
んだけども。
どういうわけだか、まあ〜おもしろくない。なんだろ、ミステリーだから真犯人とか真相とか気になるっちゃ気になるけど、その持っていき方があざといというか思わせぶりが過ぎるというか。
2話の終わりでラーメン屋の大将が『私があの手紙を偽造しました』つったのに、次の回の終わりで『あれは嘘でした』って、じゃあ丸々1話分何を観せられてたのってなった。
広瀬すずと松ケンの会話も軽妙なトークっぽさを醸し出しているけど全然しっくりこなくて受け入れ難い。かと思えば赤沢だけ演技がやけに重厚だし。なんだかアンバランス。
斉藤もなー。台詞自体が少ないんでなんともだけど、芝居が上手いわけじゃないのはよく分かった。
ただ福岡のシーンでゴリけんと矢野ぺぺが出てきたことで、おもしろくないなと思いながらも今作をずっと観ていた意味があった。全国放送のゴールデンのドラマでこの3人の姿を観られるだなんて。
ちなみにゴリけんと金沢知樹はその昔、一瞬コンビを組んでいたらしい。今じゃ天敵みたいな感じの仲良しだけど。でもって金沢知樹ってあの"あいのり"の金ちゃん。観てたわー。知ってるわー。みどりのことが好きだったのに煮え切らなくて告らないままみどりがワゴンから去って行って、悶々としたものを抱えつつずっとワゴンに乗り続けて、挙げ句の果てにワゴン降りて普通にみどりのところに行って告るという、もうラブワゴン全然関係ないじゃん!普通の告白じゃん!って思ったの覚えてる。
閑話休題。
今作も含めて最近観た諸々から思うことは、冤罪ってめちゃくちゃ酷いってこと。なんの罪も犯していない人が犯罪者呼ばわりされ、本当の犯人はのうのうと暮らし、冤罪に導いた警察も検察も冤罪だと分かっても謝罪しない。地獄じゃないの。
結論、間違いは気付いた時に早々に正さなきゃいけない。これ大事。