
日曜日で定休日の本日。
BS松竹東急ドラマ、"ア・ターブル ノスタルジックな休日"。横幕智裕脚本。原案は暮しの手帖社のレシピ本"おそうざい十二カ月"、"おそうざいふう外国料理"。
『時間は螺旋状に存在する・・・?』なんてことを考えながら筍のアクを取る藤田ジュン。夫のヨシヲが昔のレシピ本を引っ張り出してきて・・・
こんなの大好きなもんで続編ももちろん観る。同じ設定の完全な続編。ただ違うのはジュンの職場が変わったために教授から歴史のレシピをもらえなくなったこと。
で、ヨシヲが引っ張り出してきた昔のレシピを再現するっていうのが今回のテーマ。
これが外国のレシピもあるんだけど、だいたいが昔の和食なので地味っちゃ地味。なんとかご飯となんとか煮みたいな。
なので前作と比べるとどうもワクワク感が抑えめになっちゃう。で、そんな私の気持ちを知ってか知らずか(もちろん知る由もないんだけど)、料理シーンが前作より短くなって、その前後の主人公たちがあーだこーだ会話するシーンが長くなった。結果、人生を考えたり哲学的な思考をしてみたりって方に主軸が置かれている。
んー、そういうのも嫌いじゃないけど、私が好きなのは知らないおいしそうなものを作って食べてキャッキャしてるところなんだよなーと度々思った。それに自分が小さい頃の、たかだか数十年前の料理より数百年前の料理の方がロマンがあるじゃない。それも異国の。だから蘊蓄も含めて前作はワクワクしたんだよな。
なんてことを思いながら最終回を観てたら、鯵とじゃがいものかき揚げってのが出てきて「え?何それ?食べたことない。食べてみたい!」ってなって、しかもレシピ本の説明に『傑作と言いたいほどおいしいものです』ってあるみたいで、最後の最後で「それはなんとしても食べたい!」って気持ちになった。そうそう、こういう思いがしてくて観てたのよ。
ということで、結局最後までおもしろく観たし、そのうち鯵とじゃがいものかき揚げを作ってみるんだろう。
ちなみにこの最終回を観た直後、家にあったもので普通にかき揚げを作った。
この週の木曜日のランチがそれ。抑えきれなかったかき揚げ欲。