
ジャウム・コレット=セラ監督、"セキュリティ・チェック"。原題は"CARRY-ON"。
【ノビチョク】と呼ばれるものが取引され・・・。
ロサンゼルス国際空港のアメリカ運輸保安局職員であるイーサン・コーベック。クリスマス・イヴに恋人で同じく空港で働くノラが妊娠していることが分かる。昇進に繋げようと、上司に手荷物検査の管理を願い出る・・・。
原題の"CARRY-ON"はcarry-on luggageのことで飛行機に持ち込む手荷物のこと。日本じゃ馴染みのない言葉だから"セキュリティ・チェック"になったんだろう。
そう、今作はとある手荷物をめぐるアクション・サスペンス。イーサン・コーベックが犯罪に巻き込まれて、なんとか自力で解決しようと空港内を奔走する物語。
ちょっと待って。クリスマス・イヴ、巻き込まれる、閉塞空間、孤軍奮闘ときたら、これはもう"ダイ・ハード"でしょう。ミルクボーイなら絶対にそう言う。
でもって観たら本当にそんな感じ。"ダイ・ハード"の新作の脚本を書き直したらこうなったって言われたら信じると思う。
ということで本筋はもちろん楽しめるし、加えて空港内のシステムも知ることができて興味深い。フィクションだからこのまんまじゃないとは思うけど。
そんな令和版ダイ・ハード。アメリカ映画なんで日本の元号は関係ないんだけど、ついそんな風に例えちゃう51歳(もうすぐ52歳)なのである。
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セキュリティ・チェック" ★★★★