私、日本のロックを筆頭に、まあまあいろんな音楽が好きでして、そんな話をお客様とすることも多く、すると稀にお客様おすすめのCDをいただいたりするのです。
今回いただいたのがこちら。

南正人、"回帰線"。
山本無我、"蒲の花穂"、"忍辱の鎧"。ちなみに読みは"がまのかすい"、"にんにくのよろい"。
南正人の1stアルバムである"回帰線"、マジで捨て曲がない。ジャンルとしてはフォークなんだけど全部カッコいい。声が好き、歌詞が好き。Wikipediaによると今作は泉谷しげるに影響を与えたそう。ベースは細野晴臣。
山本無我はボブ・ディランみたい。"蒲の花穂"はギター弾き語り、"忍辱の鎧"はバンドサウンド。フォークロックだけど魂はパンク、みたいな。そもそもは博多のアングラシーンでのカリスマバンド、ライカスパイダーのボーカル&ギターだそう。
"蒲の花穂"の1曲目が"火刑台のブーギー"って曲なんだけど、その歌い出しが『考えすぎ』で次のフレーズで『火刑台のブーギー』って歌ってて、語感が近いのに意味は全然違うこの言葉の繋がりと流れに驚きと感動を覚えた。The Birthdayの"
オルゴール"で、まず『どこまでも』って歌ってて、そのちょっと後のフレーズで同じメロディーに『ドクターマーティン』ってのっけてたのに気付いた時と同じくらいの驚きと感動。
知らないカッコいい音楽はまだまだたくさんある。それを知る喜びがあるから人生って楽しい。
今日も聴いてる。ごきげんよう。