
BS日テレドラマ、"旅人検視官 道場修作 鹿児島県指宿温泉殺人事件"。安井国穂、椙下直哉脚本。
定年になった検視官・道場修作は亡くなった妻の遺したノートと共に旅をしている。今回は鹿児島県の指宿にやって来た・・・。
舞台が指宿ってだけで録画してみた。おもしろくなかったらすぐ消しちゃおう、くらいの気持ちで観始めた。
序盤は2時間サスペンスにありがちな展開。でも舞台が指宿ってだけで観られちゃう不思議。鰹節工場の様子とか興味深い。
気付いたら道場修作が指宿を満喫しているだけで楽しいかもってなってた。
ら、事件勃発からの遺体発見。たまたま居合わせてしまった道場修作というお約束な展開。茶番が過ぎるぜって思ったんだけど、そこからの展開がなかなかどうして。
10年前の事件には実は裏があって、それがきっかけとなって今回の事件が起こっていて、そして更に新たな事件が・・・。
え?ちょっと待って、この感じ知ってる。これってあれじゃない?私が最近たっぷり観た、大大大好きな"
コールドケース 真実の扉"と同じプロットじゃない?
昔の未解決事件(もしくは事件性なしとされた案件)がきっかけで今また新たな事件が起こって、それを解決するために刑事たちが奔走して切ない真実に辿り着く。ほら、全く一緒!
指宿シーンを全部なくして亡き妻との俳句のあれこれもなくしてギュッと縮めて、トーンを暗めにして、道場修作を石川百合にしたら、もうそれは"コールドケース"。
ということで結局、予想を覆して最後まできっちりおもしろく観たのである。2時間サスペンスも侮れないなと思った。