日曜日で定休日の本日。
NHKドラマ、"団地のふたり"。吉田紀子脚本。原作は藤野千夜の同名小説。
団地で生まれ育った幼なじみのノエチとなっちゃん。それぞれいろいろあって50歳を過ぎてまた団地に戻ってきた。いつも2人でご飯を食べたりくだらない話をしたりしている・・・。
最高である。
まず、同性異性を問わず、そこに恋愛感情があろうがなかろうが、こういうただただ2人でわちゃわちゃしている話が好きなのである。
そして主演が小泉今日子と小林聡美。これ以上のキャスティングはない。キャスティングした人、なんかボーナスとかもらってて欲しい。
でもって50代という同世代設定なのが身に沁みる。全てを受け入れられる。2人が太極拳の時に真心Tシャツを着てたのからして。
つまり、こんなの永遠に観ていられる。
そう思っていたのに終盤、建て替えの話が出てくる。団地が、夕日野団地がなくなってしまう!これは大問題!
ずーっと団地のふたりの物語だと思って観てきたけど、ここにきてこの団地の物語だったんだなって気付いた。団地のふたりを取っ掛かりにした団地のはなしなんだと。そうなると団地そのものも団地のみんなも団地周辺のどこそこも全てが愛おしくなってくる。
からの最終回。これが本当に最高である。
全ての人にきちんとエンディングがあり、結局のところハッピーエンドで、こんな完璧な最終回ある?ってくらい最高である。思い出したのは"
あまちゃん"の最終週。あのくらい完璧な最終回だと思う。(でも"あまちゃん"の本当の最終回は
同年大晦日の紅白歌合戦だと思ってる)
そして最後の最後、2人紅白歌合戦なんて最高が過ぎるでしょ。あれ、実際はもっと撮ってるでしょ。放送されてない分も何曲も撮ってるでしょ。絶対そうだよ。いつか完全版を放送してくれよ。マジで頼むよ。
ていうか、なんなら2人でノエチとなっちゃんとしてコンサートして欲しい。幕が上がったら2人がこたつでテレビで紅白観ている設定で、ドラマ同様テレビが壊れて2人紅白が始まるの。80年代ヒットパレード。んで疲れたらまたこたつでおしゃべりして。んでまた歌って。キョンキョンの歌も歌ったら最高じゃない。想像するだけで楽しいわ。
あと人にこのドラマのすばらしさを伝える時に全く共感してもらえないことが1つあって、私的にはキョンキョンがちゃんと歳をとってることがとてもいいと思っていて、あの年齢に相応しい体型のありようこそが美しいとすら思っているんだけど、これが全然理解されない。
アンチエイジングが正義みたいな風潮、なんか気持ち悪いんだよな。だからキョンキョンめっちゃいいじゃん!って思ってるんだけど、どうも世間一般の論調とは合わないらしい。別にいいんだけど。
ということで最高だった今作。今日は日曜日なのにもうないのか。あーあ。
となるのを見越して、最終回を観たのに珍しくまだ消去していない。また観るつもりの私なのである。
皆様もよい日曜日を。ごきげんよう。