
山口淳太監督、"リバー、流れないでよ"。原案・脚本、上田誠。
神社にお参りする女性・・・。
貴船の旅館、女将さんに言われて若い仲居さんはビールの残りをチェックして・・・。
ビールのチェックをして、ちょっとだけ隣りの川を眺めた仲居さん。番頭さんと部屋の片付けに向かう。何気ない話をしながら片付ける。
と・・・。
急にさっき観たシーン。仲居さんも番頭さんもどこか不思議そう。ってところで仲居さんの『デジャブ!』『既視感ハンパない』に激しく同意する私。
そして時間は繰り返す。またさっきの場面。またさっきの場面。2分経ったらまたさっきの場面に戻る。ループ。ループとリープは似て非なるもの。これは繰り返すからループ。
こういうの大好き。この設定も大好きだし、最初こそみんなポジティブだけど、だんだんネガティブになっていって、そしてまた・・・みたいな流れも含めて大好き。
おもしろいわー。めちゃくちゃおもしろいわー。大事なことなのでもう一度。めちゃくちゃおもしろいわー、
制作は"
ドロステのはてて僕ら"のヨーロッパ企画。"ドロステ"はドロステ効果そのものが小難しかったけど、今作は難しいことなく最後までずっとただただおもしろい。もはや安定と安心のヨーロッパ企画。
にしても舞台になった京都の奥座敷、貴船。とっても風情のあるところ。行ってみたいー。