
TBSドラマ、"男女7人秋物語"。鎌田俊夫脚本。
桃子が渡米して1年が経ち、良介への連絡も途切れていた。今は木更津に住む良介は度々、貞九郎の家に来ていて・・・。
うっかり最終回前と最終回を観てしまった"男女7人夏物語"。それで終わるかと思ったら次の週からこの"秋物語"が始まった。これは観るしかないってことで、毎回ワイフとヒャーヒャー言いながら観ていた。
1987年の作品なのでみんな若い。さんまも大竹しのぶも若い。鶴太郎なんてヨガより芸術家よりも全然前だから顔がパンパンしていて、これはこれで健康的。でもって貞九郎の言うことやることが基本的に二枚目なのがとってもいい。
そしてなんと言っても手塚里美がきれい。めちゃくちゃ美人。顔はきれいだし細くてスラッとしているし髪は艶々だし。100点!いや120点!そりゃ男はみんな一枝にコロッといっちゃうわ。基本的に我が家は一枝の一挙手一投足を軸に観ていたと言っても過言ではないくらい。
でも女性として見たらやっぱり美樹さんがいいなー。一番素敵。最終回の別れの笑顔の敬礼、その後の曇った表情が切なくて切なくて。一枝の『また、男探そ』に私も大きく頷いていた。美樹さんに幸あれ。
そんな最終回、貞九郎と波子さんがうまくいったことを一枝の台詞で知らされただけだったのが非常に残念。これはちゃんと2人の姿を観たかった。
残念繋がりで言えば、"夏物語"と違って良介と桃子の楽しげなアドリブみたいなやり取りが少なめだったこと。ストーリー的に仕方ないんだけど。2人の関係性もずっとシビアだったわけだし。
デン!テレレレレッレー!(と、"SHOW ME"が鳴り始めました。そろそろ終わります。)
1987年ってことは、前にこれを観ていたのは中3の時。子供が大人の恋愛を観ていたわけで。完全に理解できるわけもなかったわけで。
でも今は登場人物たちの年齢をかなーり過ぎていて、諸々をそれなりに理解できるし、なんならまだまだ甘いな、ひよっこだなと思えるわけで。
だから自分にとっては遠い昔のお伽話みたいな感覚で観ていて、だから毎回ヒャーヒャー言っていたんだと思う。現実とは別のものと理解した上で。
昔のドラマを年を経てまた観るのもおもしろいなと思った。
ていうか中3の秋冬によくドラマを観てたな、俺。受験生なのに。
テッテー!(終わり)
"男女7人秋物語" ★★★★☆