
マーク・モロイ監督、"ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー"。
デトロイト市警の刑事、アクセル・フォーリーはアイスホッケーの試合中に窃盗団を発見し・・・。Netflixで鑑賞。
エディー・マーフィーの代表作、"
ビバリーヒルズ・コップ"の続編。
窃盗団を追う過程でなぜか巨大重機に乗ってしまい、それで追いかけちゃうから他の車は巻き込むは路上の諸々は壊しちゃうはで街へ莫大な損害を与えてしまう。
この映画的に物量で派手に見せるという手法は"ワイルド・スピード"や"ミッション・インポッシブル"でたんまり観てきたので、どうも手垢が付いたものに見えてしまう。
そして"ビバリーヒルズ・コップ"の売りはそこじゃないだろうとも思ってしまう。"ビバリーヒルズ・コップ"の売り、それはアクセルの軽妙洒脱っぷりで、達者なおしゃべりで相手を煙に巻くスタイルこそが独特だと思う。
その姿は今作でも拝めるんだけど、いかんせん演じているエディ・マーフィーも歳だもんで昔のようにはいかない。その点を娘に指摘される自虐演出はナイスだった。
そう、今作では弁護士になった娘が出てきて物語のキーパーソンとなる。加えてその元カレも。
新たなバディを得てビバリーヒルズを駆け巡るアクセルの姿は昔と変わらない。スタジャンにジーンズ、アディダスのスニーカーというファッションも。
にしてもあれだな、ケビン・ベーコンって出てきた瞬間に悪の親玉だって分かっちゃうな。いくら味方ヅラして出てきても。これはキャスティングのミスとしか思えない。
でもまあなんだかんだでタガートとローズウッドも出てきたので満足したのだった。