野尻抱介著、"女子高生、リフトオフ！（ロケットガール1）"。
ソロモン諸島のアクシオ島で有人宇宙飛行を目指すソロモン宇宙協会の面々。女子高生の森田ゆかりは失踪した父親を探してソロモン諸島にやってきた・・・。
"
一九八四年"を読んで、ディストピアものじゃなくて楽しいSFが読みたいと書いたら友人に薦められたのが今作。
確かに楽しいっちゃ楽しい。暗さ皆無。逆に明る過ぎて眩しいくらい。そして非常に読みやすい。SFだけど設定的に難しいことはあんまりない。
んだけども。
小説として軽過ぎるのが好みじゃないというか、もうちょっと書き込んである方が好きというか。加減っちゃ難しい。
とはいえ今作、2013年に復刊して再文庫化されたもの。てことはオリジナルはというと、なんと1995年に文庫化されている。つまり30年くらい前の作品である。
そんなこんなで今は別のSF作品を読んでいるんだけど、これが今作と真逆で難しいタイプ。丁度いい加減のSFとは、と本当に思う。
