
深作欣二監督、"いつかギラギラする日"。
タタキ(強盗)を専門にする3人組。しばらくの間を明け、北海道で大きな仕事があると聞きつけ集まるが・・・。
劇場公開時だったかレンタルビデオだったかで観た以来だから、およそ30年振りに鑑賞。
その頃の私はタランティーノを神と崇めていた。なので今作も作品のカラー的に"レザボア・ドッグス"と比べてしまっていたはず。ゆえにあんまりいい印象がないんだけど、それを確認するためにBSで放送されたのを観た次第。
冒頭でショーケンが出てきただけでめちゃくちゃカッコいよくてテンション上がるし、多岐川裕美はめちゃくちゃきれいだし、千葉真一はナイスボディーだし、これは意外とイケるんじゃないかと思ったんだけど、やっぱりそんなこともなく。
何が盛り下がるって劇伴が受け入れ難い。ジャズのトランペットだかサックスだかでブルーな雰囲気を醸し出しているのが無理。時代錯誤もいいとこ。同時期にタランティーノはサントラを買っちゃうくらいクールなコンピレーションをやってのけてたのに。
音楽でいうと劇中のバンドもなー。メタルこそがロックなの?って思っちゃう。しかもそんなにゴリゴリでもないし。監督を始め製作陣はあんまり音楽に関心がないんだろうなーと感じる。
ただベースがどう見てもジュディマリの人で、調べたら本当にそうだった。しかもこの作品でYUKIと会ってジュディマリに繋がってる。これこそが今作が制作された意味なのかもしれない。
荻野目慶子は怪演。

木村一八演じる角町と荻野目慶子演じる麻衣はボニー&クライドのオマージュなんだろうけど、それもなんか古臭いなと思っちゃう。当時でも。
タイトルはカッコいいのに内容とは合ってないような気がするなーとずっと思ってたけど、これって別の企画のタイトルを拝借したものだって初めて知った。それなら納得。確実にタイトル負け。
深作欣二、こんなもんじゃなかったよなって思って、また"仁義なき戦い"を観たくなってる。
"いつかギラギラする日" ★★★