日本テレビドラマ、"パパと呼ばないで"。植木昌一郎、松木ひろし、向田邦子、窪田篤人、山本邦彦脚本。よくクレジットされている葉村彰子は共同ペンネームとのこと。
時は昭和。石油会社に勤める28歳の安武右京の姉が亡くなり、姪っ子の千春を引き取ることにするが・・・。
グロいのを観過ぎたので、人がバンバン死んだりしない心温まるような何かを求めていたら、アマゾンプライムでこのドラマを発見。タイトルと杉田かおるが子役で出てることと『おい、チー坊!』って台詞は知ってるけど、観たことなかったので観てみることに。
ちょうど私が生まれた頃のドラマなので、およそ50年前の作品。昭和真っ只中ゆえにコンプライアンスが今とは全く違う。開始早々、主人公の安武右京がゴミをその辺にポイッと捨てるのを観て、これが隔世の感って奴かと思った。
それだけならまだしも、第何話かの右京と千春の銭湯シーンで千春が完全にすっぽんぽんなのには驚いた。子供とはいえ流石に。この頃はOKだったんだな。すげーな、昭和。
そんなことがありながらも、特に人がバンバン死ぬようなこともなく、毎回毎回、狭い世界で小さい事柄を巡って右往左往して、最終的にいい話として着地。こういうホームドラマって最近はないから新鮮に感じる。
チー坊がよその子になる、いや、やっぱりパパが育てるって話がいくつかあったけど、それが求められていたんだろうし、確かにこの設定ならそれが一番ドラマになるし、非常に納得する。どうせ最後はパパが育てるんだってって思ってるから安心して観ていられるし。
私が物心ついた時には石立鉄男って年配の役をする俳優で、CMの『お前はどこのワカメじゃ?』とか"少女に何が起こったか"の『この薄汚ねえシンデレラ!』のイメージが強いんだけど、このドラマの時はまだヤング。見ようによっちゃ2枚目に見えなくもない。ていうか、アップになったらたまに菅田将暉に見える。頭モジャモジャだから"ミステリと言う勿れ"の久能整っぽい。たまに加藤茶にも見えるし。菅田将暉とカトちゃん似てる説があるから、私的には石立鉄男と菅田将暉似てる説を推したい。
推すと言えば、こちら。
右京の周りの女性陣、井上姉妹(園子と和子)、魚屋の治子、序盤に出てきたユキ、幼稚園の先生なら、間違いなく長女の園子を推す。松尾嘉代、きれいだしかわいい。
そんなこんなでアマゾンプライムにて全16話を観終わった。最終回は意外と普通に終わったなー。まあでも実のお父さんが出てきたしなー。そういうパターンもあるか。
なんて思っていたら、まさかの【つづく】の文字。え?は?どういうこと?
調べたら全40話じゃないの!なのにアマゾンプライムには16話までしかないじゃないの!レンタルとかでもないじゃないの!どうしてくれるのこの気持ち!もう完全に井上精米店に下宿してる気で観ていたのに!
そのうち配信されるのかしら。気長に待とう。