
アメリカの配信ドラマ、"コブラ会"シーズン5。
大会で優勝し、積極的にバレーでの勢力を拡大しようとするテリー率いるコブラ会。ダニエルは新しい相棒を沖縄から呼ぶも・・・。
ダニエルは仕事もしないでコブラ会のことばかり考えて沖縄から旧知のチョーゼンを呼んじゃうし、ミゲルはメキシコに行っちゃうし、ジョニーとロビーは珍しく親子一緒にミゲルを探しに行っちゃうし。
なんだか本筋とは関係ない話が始まったなー、どこに向かっているんだろうって思いながら観ていた序盤。
けれどダニエル率いるミヤギ道とジョニー率いるイーグル・ファングが、ダニエルとジョニー以上に不仲だったミゲルとロビーが共闘する流れになったのもこの序盤があったからこそ。無駄なことは何もなかった。
にしてもテリーよ。あいつは悪いな。そして強か。ぼろを出すことなく、自分の手を汚すことなく、敵を陥れていく。マジで敵に回したのを後悔する輩。
途中で画面のダニエルに「もうよくない?関わらない方がいいって」って真剣に語りかけたくなった。空手だけではなく、人生そのものを狂わされる可能性があったから。家具屋のマイクの件でドン引きしたもの。
と、
シーズン3までは子供たちの戦いだったけど、
シーズン4で子供たちから大人たちの戦いへとシフトし、それが本格化してしまったのがこのシーズン5といった趣。なので事がいちいち深刻。
そんな中で今回も貧乏くじを引かされているのがトリー。罠にはまって投獄されたクリーズを先生と慕い、わざとコブラ会に残ってテリーの動向を見張る役になる。クリーズを信用してのことだったのに。テリーにもクリーズにも裏切られて実に不憫なトリー。もちろんミヤギ道とイーグル・ファングからは敵視されているし、コブラ会の中では先生からの当たりもキツいし下からの突き上げもキツい。四面楚歌どころか八面楚歌状態。本当に不憫。
それに比べてサムのお嬢っぷりよ。強いのも分かるし試合で結果を出しているのも分かる。けれどちょいちょい観ているこちらをイラッとさせる言動を放ってくる。ミゲルとの関係も思わせぶりだったり急に冷めたり怒ったり。全く彼女には感情移入できない。
あと、今シーズンでそれまで嗜める役だったはずのアマンダ(ダニエルの妻でサムの母)がテリー相手にイケイケな姿勢になったのが不思議というか、なんか急にシフトチェンジしたなって思った。バーでサムと一緒に昔馴染みの女たちをボコって変なスイッチが入ってしまったらしい。
世界大会なんていう新たなシステムが急に出てきて、なんか男塾みたいだななんて思いつつ、こうなったらもうテリーの勢いは止められないじゃんと不安になっていた終盤。
なんだかんだで諸々が功を奏し、まさかの卵のあれが伏線で回収されたりなんかして、ダニエルとジョニーチームの勝利ってところで終了。かと思ったらメインメンバーから脱落していたと思われていたクリーズが・・・ってところでシーズン5終了。
次のシーズン6は制作が決定していて、それで完結するらしい。タイトルになっているコブラ会は今シーズンで空中分解してしまったけど、どんな結末が待っているのだろう。
もちろんジョニーとカルメンの子供は出てくるよな。待ってるぜ、シーズン6。Yes,先生!!