
ルイ・ルテリエ監督、"ワイルド・スピード / ファイヤーブースト"。
10年前、リオで大型金庫を襲撃して麻薬王レイエスを倒したドミニクたち。実はレイエスには息子がいて・・・。
現在のロス、ドミニクはファミリーと仲良くやっていたが・・・。
いきなり10年前の物語が始まって、今は亡きポール・ウォーカーが出てくるだけで胸熱。記憶には非常に薄いものの、どうやらこれは
シリーズ1作目の映像なのかしら?(と思っていたのに実は
5作目のもの)。ちなみにポール・ウォーカーはリアルに亡くなったけど、キャラクターとしてのブライアンはドミニクたちと離れちゃっただけという設定なので、ワイスピ世界では生きていることになっている。
前作に続いて今作も冒頭でのパリピレースシーンはなし。だけどちゃんと後でしっかりあるのがワイスピ形式美。あれがあってこそのワイスピだもの。
シャーリーズ・セロン様が相変わらずカッコよかったり、ラムジーちゃんが髪を短くしても相変わらずかわいかったり。
今回の悪役にして最狂の敵、ダンテ。

演じるのはジャイソン・モモア a.k.a.
アクアマン。ガタイもデカいし長髪髭面だし、悪役に最適。
彼がローマを大混乱に陥れる。観ながら「あー、これってもしもリアルにあったら世界中のニュースで取り上げられるレベルだよなー」なんて思っていたら、直後にそんなシーンがあって「だよなー」ってなったけど、まさかの『死者はなし』ってアナウンスに「んなアホな!」って心の中でツッコんだ。いくらなんでもそれはない。
そして舞台はローマから世界の至る所へ。
にしてもドミニクの危機管理能力の欠如っぷりよ。立場が立場なんだからマイホームにパニックルームくらい作っとかないと。普通にリトルBを遊ばせてちゃ危険極まりないじゃないの。
ってところで出てきたジェイコブ叔父。
前作で出てきたみたいだけど、なんならシリーズ中で前作の記憶が最も薄い私。まあでも細かいことなんて覚えてなくても楽しめるのがワイスピシリーズ。・・・のはず。
途中、袖なしGジャンのドミニクを観て「ワイルドだろぉ〜」って思ったり。
リトルBのあそこのシーンは物理的に合ってる?って思ったり。
なんだかんだがどっさりあっていいところで終了。知ってた。分かってた。
だって日本版のコピーが『最後への道が始まるー』だもの。次作と前後編になってるんだろうなーって思ってた。だから途中で終わるんだろうなーって思ってた。けれど何も知らずに観に来ていたであろう隣席のご夫婦は『え?どういうこと?』って、ちょっと憤慨してた。そりゃそうなるわ。
ていうかさ、最後さ、違う意味で私、「え?どういうこと?」ってなったんですけど。思わず声が出ちゃったんですけど。なんというか、もうワイスピ世界には絶対に王大人(ワンターレン)がいるでしょ。男塾の。近くで見守ってるでしょ。じゃないと納得できないことがいろいろあんだわ。
はっ!
てことはもしかしてもしかして、最終作ではブライアン出演!?実はポール・ウォーカーは生きていた!?
もしそうだとしても「ワイスピだもんな」って納得する気がする。
そんなこんなで次作を待とう。