先日のこと。
深夜12時半くらいに東京から1人でいらしたというお客様。初めての若い女性。
聞けば仕事終わりで飛行機に乗って、ついさっきの10時くらいに鹿児島に着いたそう。それも初めての鹿児島。
そして翌日の朝イチで種子島に向かい、翌々日には東京へ帰るとのこと。
気になるじゃないですか。なんで種子島に行くのか。種子島に何があるのか。種子島まで行く理由とは。
だから訊いたんです。「そこまでして何しに種子島に行くんですか?」って。
彼女の答えは明確でした。聞き間違いようのないまっすぐな言葉でした。
けれど私にはその言葉を飲み込めませんでした。意味が分からなくはないけど、分からなくはないけど意味が分からなかったからです。
彼女はこう答えました。
『保護猫を引き取りに行くんです』
え?猫?引き取りに?種子島まで?東京から?
頭の中がなぜの嵐の私。なので素直にあらゆる「なぜ?」を問うてみました。
そもそも東京では保護猫の引き取りが難しいんだそう。勤め先やら収入やらのあらゆる個人情報を曝け出すのは必須。実際どんな感じで暮らしていますかって訪問もあったりしてハードルめっちゃ高め。そして1人暮らしだとほぼNG。
彼女はただただ恵まれない境遇の猫を引き取って飼いたいだけなのに、東京の保護猫はかなりの確率で無理なんだそう。
そんなところに種子島にいる知り合いから動物保護団体?個人?があるとの知らせ。1匹でも2匹でも連れて行って!とのこと。
それは行かない訳にはいかない。先週末に職場の上司に休暇の打診をし、猫用の諸々を買い揃え、猫用のキャリーバッグを買い、種子島行きのチケットを準備し、宿泊の手配をし、鹿児島までやって来たということだったのです。
すごくないですか?何、その行動力。何、その執着心。そんなに猫が飼いたいですか?・・・って、飼いたいですよね。かわいいですもの。
あれから数日。彼女に猫との素敵な出会いがあったと信じています。
ごきげんよう。