スティーヴン・スピルバーグ監督、"激突!"。原題は"DUEL"。意味は「対決」
商談のためにカリフォルニアへ向かうデヴィッド。荒野のハイウェイにて低速で走行中のタンクローリーを追い越したところ・・・。
言わずと知れたスピルバーグのデビュー作にして傑作。かなり昔に観たのを再鑑賞。
追い越し追い越されるだけの映画なんて途中で飽きそうなもんだけど、これが緊張感バリバリで全く飽きない。
やっぱり最後までタンクローリーの運転手の姿が見えないのがすばらしい。ダイナーでのデヴィッドの疑心暗鬼っぷりよ。
そして姿だけでなく原因や理由も明確にされてないし、その目的も分からない。いろんなことが謎なままという恐怖。これぞスリラー。
序盤からのラジエーターホースの件がきちんと伏線になってるのもすばらしい。自然な流れで実に見事。
スピルバーグ、最初からいい仕事してる。才能溢れる新人監督爆誕映画。
"激突!" ★★★★☆