タイカ・ワイティティ監督、"ソー ラブ&サンダー"。
生命体が死に絶えた砂漠を2人の親子が息も絶え絶えで歩いている。神に祈りを捧げるが・・・。
ソーはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々と共に活動していて・・・。
冒頭がとてもシリアス。"ソー"ってこんなだったっけ?って思う。けど、ガーディアンズとソーが出てきてからは途端に"ソー"。ていうか、思っていた以上にコメディ。
でもなー。今回はちょっと度が過ぎてるというか狙い過ぎてるというか、それで結果スベってる気がする。小籠包の神なんてその最たるもの。
なんかバランスが悪い。どうしたんだタイカ・ワイティティ、間に"
ジョジョ・ラビット"を挟んで何かが狂ったのか。
とはいえ、予告編を観て最も危惧していたナタリー・ポートマンによるマイティ・ソーの出現が、理由と整合性がきちんとしていたのはよかった。
そしてそこから始まる終わりの始まりの物語。こっちのシリアスパートの物語はおもしろい。
物語の進行によってナタポーの身体が見事なまでに変化するんだけど、これはCGなの?自身の努力なの?ってのが分からないくらいナチュラルで、それでいてめちゃくちゃ変わってる。どっちなんだろ。どっちにしてもナタポーきれいでカッコいい。そしてムジョルニアが似合う。
最後は筋は通ってるけど、いきなり感は否めない。うまくやれるか観ているこっちが心配になっちゃう。
でもまた"ソー"は戻ってくるっぽいから、楽しみに待っておこう。ちょっとコメディ要素が抑えめだったらうれしいな。