マット・リーヴス監督、"ザ・バットマン"。
ゴッサムシティの市長選が近い中、現市長は何者かに狙われている・・・。
ブルース・ウェインがバットマンとしてゴッサムシティの浄化に手を染めてから2年。しかし治安は悪化の一途を辿っており・・・。
そもそもバットマンは暗い物語。その生い立ちからしてそうだし、夜に生きるバットマンゆえに画面も暗い。それはお約束。
てのは分かっていても今回のバットマン、想像以上にかーなーり暗い。キャラクターも画面もずっと暗い。
そして地味。ストーリーも地味。演出も地味。キャラクターも地味。コスチュームも地味。バットモービルも諸々のガジェットも地味。華があるのはキャットウーマンくらい。
そうそう、今回の敵役はみんなちゃんと人間なのである。キャットウーマンは味方だけど、そんな彼女もペンギンもリドラーも、みんな妖怪じみたところが全くなくて、ちょっと身体能力が優れていたり変わってる人間という設定。ゆえに地味。
暗いのはいいけど地味なのはちょっとな・・・てのが素直な感想。
そして別に謎解き要素は強くないから。日本版の予告編とかCMは煽り過ぎだから。どこにもネタバレで困るようなポイントなんてなかったから。別に最後を待たずに席を立っても全然問題ないから。特にテレビCM、あれは酷いぞ。今作に対する愛が1ミリもないってのが観たからよく分かる。猛省すべし。
まだ感想文はアップしていないけど実は観ている"ワンダーウーマン1984"がかなり期待はずれだったのに続いての今作。
こうなるとDCシリーズは期待薄の予感しかしない。今年何作か公開されるらしいなのに。どうする?どうなる?DC!