
ジョニー・トー監督、"ファイヤーライン"。英語タイトルは"LIFELINE"。
工場に盗みに入った男が地下に逃げるも・・・。
消防車のはしごが転倒したり署員の大半が食中毒になったりと、呪われていると噂のチワンサン消防署に・・・。
大好きなジョニー・トー監督作を10年以上振りに鑑賞。1997年の映画。
消防署が舞台ってことでジョニー・トー版"バック・ドラフト"かと思いきや、当然ながら話は全く違う。
前半は消防署員たちの諸々を描く群像劇。シンプルでストレート、分かりやすくスピーディーな演出。署員たちそれぞれの背景がすんなり入ってくる。
いろんなタイプのラブもあったりなんかして、なるほど、こういった消防署員たちの人間ドラマなんだなと思い始めたところで繊維工場で火災との知らせ。
ここで「ん?ところで最初のあれはなんだった?」って疑問が湧いた。
そして繊維工場での火災シーン。これが前半とは打って変わってスローモーションを多用してがっつり描かれる。
そこへ突入したチワンサン署員たち。次々と難題に見舞われ、彼らを襲う炎は徐々に大きく激しくなっていく。物語がスリリングなのに加えて、炎の量と近さが映画としての演出の枠を超えているところが凄い。マジでハンパない。
で、最終的にきっちり伏線を回収して私の疑問もスッキリ解消。そしてカタルシス。
敢えてみんなのその後を描いていないのも粋に感じた。これぞジョニー・トー。次こそ"エレクション"を観よう。