マシュー・ヴォーン監督・脚本、"キングスマン ファースト・エージェント"。
1902年、南アフリカ。イギリスのキッチナー将軍の元に赤十字を支援するオックスフォード公爵が家族と訪れ・・・。
12年後、オックスフォード公と息子のコンラッドは2人で飛行機に乗っていて・・・。
状況説明が必要なのは分かるんだけど、最初の盛り上がりまで時間がかかる。
前作は秒でアガったのに。
なんだかなーと思い始めたところでラスプーチンが最高。怪僧ラスプーチンここにあり。ベストキャラにしてアクションシーンも今作での白眉。BGMとダンスのマッチングがすばらしい。何回でも観たい。
息子のキャラが薄めなのが気になっていたら、なるほどそういう展開か。そしてポリーがナイスキャラ。家政婦と執事のネットワークって天才的な設定だと思った。
平和を愛するオックスフフォード公だけど、やる時はやるってなってからが一気に盛り上がる。崖の上のシーンなんてめちゃくちゃ怖い。観てるこっちも緊張感バリバリ。
からのラスボスミステリーもビシッと決まって、キングスマン設立の大団円。
時代的にガジェットとかないからこじんまりしてるんだけど、エピソード0的な立場なんで致し方ない。これ観たらまた1が観たくなるから、これで正解なんだと思う。
にしてもである。
私、高校時代に世界史を選択していたはずなのに、この第一次世界大戦直前のヨーロッパ史が全く頭に入ってなかった。なんなら初めて知りましたくらいの勢い。そこをきちんと知っていれば、まだまだおもしろがれたような気がする。
そのうち配信されるだろうから、それまでには歴史を勉強し直しておきたい。(真面目)