ケイト・ショートランド監督、"ブラック・ウィドウ"。
1995年のオークランド、ナターシャは妹のエレーナと母親と庭で蛍を眺めている。晩ご飯の時に父親が帰ってきて・・・。
21年後、アべンジャーズの一員であるナターシャ・ロマノフは、ソコヴィア協定に違反したことから追われる身となっていて・・・。
ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフの単体映画ということで、彼女の生い立ち及び成り立ちを掘り下げるエピソードゼロ的な映画だと思っていた。
そしてウィドウっていうくらいだから以前に結婚していて旦那さんを亡くして未亡人になってって話だと予想していた。
全然違った。
1995年の幼少時から始まったので、それきたと思ったけど、観たかった幼少時代〜成長期、如何なる訓練の末にブラック・ウィドウは誕生したかったいう部分は完全にすっ飛ばして2016年になった。え〜、"
レッド・スパロー"的なのを期待していたのに。
レッド・スパローは関係なかったけどレッド・ガーディアンとかレッド・ルームってのは出てくる。要はナターシャの母国はロシアで、アベンジャーズに入るためにロシア側を裏切ってアメリカ側に移籍(?)した存在ってわけ。
それ故に妹的なエレーナからは敵視されているし、ブラック・ウィドウの決めポーズもいじられる。ウケる。
と、今作はそんなナターシャとエレーナのバディムービーであり、家族を描いた映画であり、女性の自由をテーマにした映画である。いかにもディズニーっぽい。分かりやすく現代的。いいのか悪いのか。
そしてディズニーが絡み始めたからなのか、他のキャラたちが全然出てこない。権利問題なんだろうな。
にしてもである。
これは私の記憶力の弱さゆえなんだけど、もうこれが時系列的にはMCUのどこの部分かっていうのが分からなかったし、ナターシャのアベンジャーズとしての最後がどうだったのかも覚えていなかった。
これでMCU第1期は完全に終了でいいのかな。これから先も続くみたいだけど、今までみたいな熱量はないな。まあボチボチ追いかけよう。