
スティーブン・カンパネッリ監督、"その女諜報員 アレックス"。原題は"MOMENTUM"。
南アフリカのケープタウン、黒いマスクとボディースーツで身を隠した4人組が銀行を襲撃中。支店長に金庫を開けさせて・・・。
ちなみにピエール・ルメートルの"
その女アレックス"とは一切関係ない。今作の邦題担当が主人公の名前が【アレックス】ってことでパクってきたんじゃないかと思う。
冒頭の強盗たちの出立ちがカッコいい。体型くらいしか分からないから理にかなってるし。そして支店長自体が鍵になってるってのが近未来チックでおもしろい。
そんなつかみはOKな冒頭だったのに、当のアレックス登場の際の演出が古めかしい。
んだけどアクションシーンはかなりハード。女性同士でもお互い容赦ない。
アレックス、細身で小柄でアクションバリバリで結構好み。演じるのはオルガ・キュリレンコ。"
007 慰めの報酬"のボンドガールとのこと。全く記憶にない。そしてWikipedia先生によると身長は177cmだそう。全然小柄じゃない!顔小さいから分からない!
んでもって物語はバンバン進む。様々な方向に散りそうになりつつも1本道をグイグイ進む。途中の展開が急に雑だけどズンズン進む。原題の【MONENTUM】ってのは【勢い】ってことなので、この細かいことを気にしない物語の勢いのことを意味しているのかもしれない。(Wikipedia先生によると【運動量】とのこと。)
実は今作を観る数時間前に"
エンド・オブ・ステイツ"を観ていて、そこではモーガン・フリーマンは善良な大統領だったのに、今作でゴリゴリのタカ派の悪の黒幕議員だったので、私の脳内は軽くパニクっていた。モーガン・フリーマン、マジでフリーマンだな。(は?)
そんなこんなでラストシーン、なんかお金をかけたコントみたいだったのが印象的だった。悪い意味で。