デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督・脚本、"イット・フォローズ"。
夕方、何かに追われているのか慌てて家から出てきたアニー。父親の静止を振り払い車に乗って出て行くが・・・。
主人公かと思っていた冒頭のアニーだったけど、いきなりの無惨なDEATH。
そして始まるジェイたちの物語。ジェイと妹のケリー、友人のポールとヤラ。新しい彼氏とデートに出かけるジェイだったが・・・ってところからが本筋。
なかなか斬新な設定のホラーサスペンス。
何が斬新ってセックスしたら相手に呪いが移るってところ。そして呪いに憑かれたものだけに【それ】は見える。しかも毎回姿を変えて。
でもってこの姿がどういう訳だか裸多め。今回は服を着てるなーと思っても片乳ポロンとか、なかなかのエロ設定な【それ】。
そんな【それ】の設定を細かく教えてくれた新彼氏(?)のヒューだけど、なんで彼が知っていたのかが謎。誰も教えてくれないじゃんね。自分で気付いた?だとしたらかなり優秀よ。
と、無茶苦茶な設定に異を唱えるのは野暮な気がする今作。まあ、雰囲気だけはとても怖い。雰囲気だけは"
ヘレディタリー / 継承"レベル。中身はレベチ。
プールで可視化と感電を目論んだのはよかったのに、ああなると相手が賢いのかこっちが馬鹿なのか分からない。
そしてポール。ただただジェイとセックスしたかっただけのような気もするけど、いや、あれは彼なりの愛情だったのだと思うことにしよう。
からのラスト。そりゃー最後はこうなるよねっていう予想通りながらも鉄壁のラストシーン、ラストショット。
これ観たらこれから1人で自分に向かって歩いてくる人が気になっちゃうな。夜だったらかなり怖いかも。
そういう意味では大正解なホラーサスペンスだったわけだ。
"
イット・フォローズ" ★★★