
ニマ・ヌリザデ監督、"エージェント・ウルトラ"。原題は"American Ultra"。
ハワイへ行こうと空港で待つ男女。マイクはフィービーに指輪を渡してプロポーズをする予定だが、急に具合が悪くなってトイレから出られなくなる。結局飛行機には乗れず、プロポーズどころじゃなくなり・・・。
開始してからしばらくは何を観ているんだろうと思っていた。プロポーズのタイミングを失ったマイクはうだつの上がらない若者の典型で、でも恋人のフィービーとはお互い愛し合っていて幸せな同棲生活を送っている。
ただその様子を眺めているだけの時間が冒頭からの22分間である。22分して初めて物語的に大きなフックがある。これは長い。長過ぎる。そのフックがいくらどデカいとはいえ、流石に長過ぎる。悠長にも程がある。
M-1グランプリで最初の1ボケまでに40秒以上かかっていたら絶対に勝ち残れない。どれだけハートが強いんだって話。
なんだけど、これがここから話がテンポよく二転三転していくからおもしろい。全く想像していなかった展開。
タイトルからしてアクションなんだろうなと思っていたけど、これが実はサスペンスで、それでいてベースというか根幹はしっかりとラブストーリーだった。
はっ!全部私の大好きな映画じゃないの!そもそもこういう若い2人の逃避行的なラブストーリーが大好物じゃないの!今更ながら気付いたわ。
観終わってみたら若い2人に幸あれ!って思った。しんどそうだけれども。
そして私は更なる若き2人の逃避行映画を探すべくアマゾン(プライムビデオ)の奥地へと向かった・・・。