アメリカの配信ドラマ、"コブラ会"。シーズン2。
空手大会でコブラ会のミゲルがミヤギ道のロビーに勝って優勝した。しかしジョニーはその勝ち方に不満があった。ロビーが実子だからというわけではない。そこへかつての師であり、コブラ会創始者のクリーズが現れ・・・。
大興奮で観終えた
シーズン1から一気にシーズン2に突入。ここでも大興奮っぷりは止まらない。Yes,先生!!
コブラ会創始者クリーズってことはつまり、あの"
ベスト・キッド"で最終的に唯一の悪役。少年たちを洗脳して勝つためには何をやってもいいと教えていた情け容赦のない男。
そんな奴が(しかももちろん演じるのは当時と同じマーティン・コーヴ)ドヤ顔で道場に来たからもう大変。混乱待ったなし。
けれども彼が妙に物分かりが良かったり弱みを見せたりなんかして、現在のジョニーのコブラ会の方針変更にも理解を示す。絶対に何かある。と、私でも思うんだけど、当のジョニーはそんな彼を信じようとしている。この辺のジョニーの葛藤がヒリヒリする。
そう、ジョニーは葛藤の人。クリーズのことはまだいい。コブラ会における【NO MERCY】をどうするか。ミゲルやホークをどう指導すべきか。自身の息子ロビーとはどう接すればいいのか。いろんな葛藤を抱えている。そして往々にしてその葛藤が裏目に出る。そこがジョニーのジョニーたるところ。
にしてもホークである。シーズン1で【唇】呼ばわりされていたオタクの少年がまさかの覚醒を遂げて大活躍。そしてこのシーズン2では青から赤にイメージカラーをチェンジして更なる飛躍を見せる。強いしモテモテ。なのに完全にダークサイドに堕ちてしまう。この状況は正に昔のジョニーとダブる。
対してミゲルは先生にも意見する。正しい道を歩もうと努力する。彼ならジョニーを超えられると私も思った。なのに彼は女性に弱かった。若さゆえの弱さが痛い。
そうなのである。このシーズン2、意外とラブ要素が多いのである。ていうか、かなり多いのである。あっちもこっちも大人も子供もラブなのである。
そしてそのラブこそが諸々の原因やきっかけになっている。・・・って、要は"ベスト・キッド"だって元カノのアリと寄りを戻したかったジョニーの前に突然ダニエルが現れてアリとよろしくやっていたのが事の発端だもの。あの時となんら変わっていないのである。
7話まではシーズン1と同じように観ていて、8話がみんなのラブ全開でコメディ要素もあって「これはサービス会?小休止?」って感じで、最終回前の9話でジョニーとダニエルがお互いのラブ込みでいい感じになって、「これは特に大きな諍いもなく大団円なのか?」と思いつつ観始めた最終回。
まさかのラブからの急展開で、あまりの大暴れっぷりに私が漏らした言葉は
"クローズ"か!?
いやもうこれは"
クローズ"でしょ。ミゲルとロビー、体格的にも完全にゲンジとセリザワでしょ。
そんな2人を筆頭にコブラ会 vs ミヤギ道の戦いが大爆発。中でも発端になった女同士の戦いよ。トリーの怒りはごもっとも。サム、あれは君が悪い。
そうなんだよな、かわいくていい子だから忘れがちだけど、サム、ずっと相当悪くない?全ては彼女に起因してない?全ての責任が彼女にあるとは言わないけど。
てことはやっぱり"ベスト・キッド"でのアリが今作におけるサムなんだよな。
というところで最終回ラストカット。こ、これはシーズン3にして遂に!?
そんなシーズン3はNetflixで来年1月に配信決定!首を長くして待っています!Yes,先生!!
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コブラ会" シーズン2 ★★★★☆