
ジェームズ・キャメロン監督・脚本、"エイリアン2"。原題は"ALIENS"。
リプリーとジョーンズ(猫)が冷凍睡眠中の小さな宇宙船を巨大宇宙船が捕獲。目を覚ましたリプリーは軌道から外れて57年も宇宙を彷徨っていたと知らされる。リプリーがエイリアンと遭遇した惑星LV426は今では植民地になっていると言うが・・・。
タイトルに【S】が付いてるのが続編であると共に複数のエイリアンが出てくることを示唆していて優秀だなと思う。
そして設定も巧み。前作から57年経っていることで可能性が広がるし、ジョーンズをちゃんと置いていくのも忘れない。戦闘準備の描写が丁寧なのもよい。
しかも女性が前面に出ているのがすばらしい。リプリーはもちろんのこと、海兵隊のバスケスも。ニュートちゃんだって肝が据わっているし、すごく頼りになる。
でもって最後は母性対母性の戦いという完全に女性上位の映画。
"ターミネーター"シリーズのリンダ・ハミルトンといい、キャメロンは本当に強い女性が好きなんだな。
記憶の通り、バリバリのエンターテインメントではあったけど、記憶より古く感じた。青い線とか"
ターミネーター"の1っぽいなと思ったもの。
それもそのはずで1986年の作品。"ターミネーター"の2年後。どっちかって言ったら"ターミネーター2"に近いのかと思い込んでいたけど全然"1"寄りだった。
さて、こうなると""エイリアン"シリーズ、"3"と"4"もってなる流れだけど、あんまりおもしろくなかったって印象しかないからナシで。
それよりも未見の"プロメテウス"と"エイリアン:コヴェナント"を観なきゃな。どちらも評判はよろしくないけれども。ニントモカントモ。