
オリヴィア・ワイルド監督、"ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー"。
明日が高校の卒業式という日の朝。今日もモリーを親友エイミーがボルボで迎えに来た。2人は高校生活を勉強だけに費やし、華々しい結果をものにしたのだが・・・。
モリーは生徒会長。勉強一筋で成績優秀で真面目。その生真面目さ故に校長からも煙たがられる始末。
そんなモリーの親友にして相棒のエイミー。こちらも負けず劣らず成績優秀。恋愛対象が女性ってのは2年前にカムアウト済み。
開始早々、迎えに来て学校に行かなきゃならないのに、しばらくくだらないダンスタイムがある時点でもう優勝。ずっと観ていられる。

こんな2人が主役の映画がおもしろくないはずがない。こんな無駄(に思えるよう)なシーンに時間を割く監督のセンスは信じられる。
そしたら本当にセンス溢れる演出のオンパレードで、途中で2人が人形になるし、いきなりミュージカルみたいになるし、プールのシーンは印象に残るし、その後のワンカット撮影のシーンなんてめちゃくちゃ心震わされるし。
既成の感覚に囚われないとても自由な演出が、モリーとエイミーのこの夜で爆発させようとする意気込みと見事にシンクロしていると思った。
最初に主要なキャラがずらずらずらっと出てくるんだけど、その1人1人それぞれにきちんと見せ場と結果を与えているのもすばらしい。よーくできた脚本。
高校生活が明日までって中で、恋愛もあるし、友情もあるし、喧嘩もあるし、仲直りもあるし、成長もあるし、なんだかんだでザ・青春な映画。それもいろんな意味で手垢の付いていない、最新型の青春映画。
オリヴィア・ワイルド監督が女性で今作が初の長編作品ってのは、さもありなんって感じなんだけど、監督である前に女優だって知って、その才能の爆発っぷりに感動すら覚えた。
じゃあ何の映画に出演してたんだろう?と思って検索してみたら・・・。

めちゃくちゃ美人でびっくり。ていうか、この人って・・・。
女優としてはそんなにメジャーじゃなかったんだろうなーなんて勝手に思っていた私の馬鹿。天は二物を与えていたのである。
こうなると次なる監督第2作がとても楽しみ。絶対に観る。映画館で観る。待ってる、オリヴィア・ワイルド!