
フランシス・ローレンス監督、"コンスタンティン"。
第二次世界大戦後から行方不明だった【運命の槍】がメキシコで発掘され・・・。ロサンゼルスでは少女の様子がおかしく、悪魔祓いができるジョン・コンスタンティンが現れ・・・。
何の気なしに観始めたら途中で「むむ?」ってなった。なので一旦停止して、それまでのあれこれを頭の中で整理してから再び再生した。やっぱりキリスト教、それもカトリックが物語の根幹にあると毎回こうなる。
要は人間界と天国、地獄が存在しており、人間界には天使と人間の中性者もしくは悪魔と人間の中性者である【ハーフ・ブリード】がいて、それぞれの均衡を保ちつつ今までやってきた。しかしその均衡が崩れつつあり、人間界における悪魔祓いであるコンスタンティンが尽力するって物語。そしてそのコンスタンティンにもいろいろあったし、双子の妹を亡くした刑事アンジェラにもいろいろあるって話。
コンスタンティンを演じるところのキアヌが若いと思ったら2005年の作品。アンジェラを演じるところのレイチェル・ワイズがかわいい。出てきた瞬間にかわいいと思ったら、その後どんどんかわいいを更新していった。とてもかわいい。めちゃくちゃシリアスなんだけど。あとティルダ・スウィントンがカッコいい。金髪パーマショートが素敵。真っ白い衣装も。
で、もう序盤で分かった。今作の監督はMV上がりだと。この短いカットを繋いでいくスタイル、物語よりも映像主体の撮り方、これは絶対にMV監督が長編映画に初挑戦した作品に違いない。
けれどエンドクレジットでフランシス・ローレンスって名前を見て「あら?違った?」って思った。あの"
ハンガー・ゲーム2"とか"
レッド・スパロー"とかのよね。じゃあ勘違いか・・・と思ったのも束の間、Wikipedia先生によると、やっぱりMV上がりで今作が長編映画初監督作品だった。そっか2005年だから今作が初なんだ。ビンゴ!
映画館だとどんな映画でもエンドクレジットの最後まで観て場内が明るくなってから席を立つし、家では早送りしながら一応最後まで観るんだけど、今作はちゃんと最後まで観た方がいい映画。最後の最後にいいシーンがある。引っ掛かってたものが昇華された感じがした。
途中がもうちょっと分かりやすければなー。