
TBSドラマ、野木亜紀子脚本、"MIU404"。
警視庁にて、初動捜査に特化した機動捜査隊に第四課を設けることとなった。元捜査一課の志摩と奥多摩の交番勤務だった伊吹が配属されてバディを組むことになり・・・。
このブログで何度書いたか分からない野木亜紀子脚本。現在の日本における脚本家で私が最も信頼していると言っていいお方。
しかもTBSの金曜10時枠。あの"
アンナチュラル"枠である。プロデューサーも演出も同じチーム。これは期待しない方がおかしい。
またもや期待値MAXで第1話を鑑賞。星野源と綾野剛のキャラにまだ馴染めないものの及第点は余裕で越えていた。続く第2話、第3話あたりで世の中の評価も高まっていった。が、私は「いや、確かにおもしろいけど、まだまだこんなもんじゃないだろ。だって野木亜紀子だぜ。」って誰に向けるでもない独り言を呟いていた。
結果、そこから更に確実におもしろくなっていった。野木亜紀子、恐るべし。
メロンパン号、最高。

まさかの出ずっぱりでこのドラマのアイコンみたくなるなんて思ってもなかった。
第4話、美村里江が凄かった。

物語もすばらしかった。
ここでこのドラマは2回目の鑑賞がおもしろいと気付いた。物語の全てを知った上でもう1回観ると、初回はスルーしていた様々な伏線に気付かされるのだ。
小日向文世極まれりの第8話。

しんどかった。第6話もしんどかったけど、この回はもう相当にガツンとやられた。
そして久住よな。

第3話のラストではここまで引っ張るなんて想像してなかった。菅田将暉の飄々としていながらも狂気を宿した久住がヤバ過ぎた。
同じ悪役として『俺はおまえたちの物語にはならない』って台詞は“
ジョーカー”に弓を引いてるなと思った。
星野源の志摩もいいし、綾野剛の伊吹も超いい。陣馬さんも好きだし九重くんもLOVE。4機捜のメンバー最高。
できることならこれからもみんなで機捜うどんを作って食べて欲しい。なんなら私も一緒に食べたいくらい。入りたいぜ、4機捜。
でもそんな4機捜も桔梗隊長がいてこそ。第9話、ハムちゃん回でのラスト、『目の前だよ!!』には鳥肌が立った。

麻生久美子の俳優魂を感じた。とんでもなくグッときた。そして何度観てもグッとくる。この一言一発で泣ける。
最終回、序盤でこれまでのキャラのツイートが出てくるシーン。一時停止して全部読んだ。泣けた。
ガマさんが覚悟をしてると知らされた。また泣けた。
ラスト。ここにきて夢オチ?“if もしも”?が出てきたのは意外で面食らったけど、そこからの合理的な描き方は流石。ちゃんと現在の僕らが生きてる世界に繋がっていた。
ありがちな刑事もののようだけど、実際のところは今を生きる弱者たる人々を、その生き様を毎回描いていた。彼ら彼女らに手を差し伸べていたのが4機捜のメンバーたちだった。
続編なんて野暮なことは言わない。ただ、またこのチームで、この枠でドラマを作ってください。お願いします。2年後くらいにお待ちしています。
そしてあわよくばそのドラマ世界が今作と"アンナチュラル"と同じ世界に存在していますように。期待しています。