ピーター・マクドナルド監督、"ランボー3 怒りのアフガン"。原題は"RAMBO III"。
タイの闘技場で戦い、ファイトマネーを僧侶に渡すランボー。翌日には寺院の建設を手伝っており、そこに大佐が現れて・・・。
今になって観るとランボーって意外と細い。筋肉ムキムキなんだけど、
"ワイルド・スピード"シリーズのパンプアップしまくりの筋肉モリモリボディーを見慣れてしまったからか、なんなら細マッチョに見える。ただの私の老眼のせいかもしれない。
けれど敵地に潜入する際とか、かなり身軽でシュタッと飛び降りたりするから、やっぱり細いと思う。
で、お約束のシーンを絶対に外さない点が、"ワイルド・スピード"や"ミッション・インポッシブル"などの現在の人気シリーズにも通じてる。
だって冒頭いきなりこれよ。
ランボーの背中。この背筋に目を奪われていたら頭に鉢巻ムギューよ。歌舞伎なら『よっ!ランボー屋!』って声が掛かるわ。
んでナイフでしょ、弓矢でしょ、セルフでの傷の手当てでしょ、備え付けのマシンガンで『グゥオー!』つって撃ちまくるでしょ、もう何もかもがお約束のランボー歌舞伎。
内容というかテーマはちゃんとあるんだろうけど、そんなものはランボーの前では霞んでしまう。それがランボーシリーズ。
新しかったのは馬のシーンかな。スライ、馬に乗るのめちゃくちゃうまい。とんでもないバランス感覚してる。あと、最初の乗り方がカッコいい。回し蹴りかなってくらいの足運びの小ささとスピードでシュッと乗る。あんな乗り方する人、見たことない。カッコいい。
あと気になったのは、捕虜になった大佐が見た目的に酷い拷問を受けていなかったこと。時代なのか役者的にNGだったのか。今だったらボッロボロでズッタズタな見た目になってると思う。
順番がめちゃくちゃだけど、こうなると1作目が観たいな。近々ないかな。
"ランボー3 怒りのアフガン" ★★★☆