
堤幸彦監督、"劇場版 SPEC〜結〜漸ノ編"。西荻弓絵脚本。
前作から5ヶ月後、入院中の瀬文は当麻に青池里子と潤が病院から抜け出して行方不明だと告げられ、無理矢理現場に復帰する・・・。
もうあれだわね。正直に素直に端的に言うと、「わけわからん」だわね。
設定というか風呂敷というか、広げまくって広がりまくって、なーんかもう「わけわからん」のよ。
新しい言葉やらキャラやらも、出てきまくってヒャーヒャーなって、ほーんともう「わけわからん」のよ。
あー、当麻が『焼き5、茹で5』って言ってた頃が懐かしいなーなんて思い出しちゃうわけよ。あの頃はよかったなー楽しかったなーなんて。
まあでも言うてもこれは"〜結〜"(と書いてクローズと読む)の"漸ノ編"だから。起承転結の結の前編だから。次が本当の最後だから。
てことで最後に期待してドン!
堤幸彦監督、"劇場版 SPEC〜結〜爻ノ編"。西荻弓絵脚本。
当麻が感染したSPECホルダーを攻撃するためのウイルス【シンプルプラン】は、ただのインフルエンザウイルスだと分かり・・・。
「わけわからん」なりにもわけわかりつつ、ほうほうと納得しながら観ているつもりだった。
けれどさすがに途中で私の中の千鳥ノブが叫んだ。「当麻には荷が重いぃ!」
続けて観ていたら再び私の中の千鳥ノブが叫んだ。「いや瀬文にも荷が重いど!」
通常、人間の脳は10%しか使われておらず、残りの90%にSPECの可能性が秘められていると当麻は言う。その秘めた可能性を覚醒させたのがSPECホルダーたちだ。
だとすれば、今作を観たことで私の眠っていたSPECが覚醒したと思われる。私の中の千鳥ノブ、それこそが私のSPECなのだ。
岡山弁訛りでボヤきながらツッコむというSPEC。これから世のため人のために使っていきたい。そんな世界があってもいいはずだ。
そう、『瀬かいはひとつではない』のだから。・・・わけわかりゃせんどぉ!